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「Aちゃんや!」
「ホントだ〜!」
ジェネのみんなが手を振ってて、あっという間に囲まれた。
「打ち合わせ、何だったの?」
優しく微笑んでる隼の耳には、私があげたピアスが光ってる。
『音楽番組で…EXILEさんのピアノ伴奏することになって……』
隼に少し話すと、白濱さんがネタバラシ。
「え?すごない?」
「マジで?あれ……テレビでするんや…」
「え……ってか、俺らも出るよ!同じ番組!」
「楽しみだね〜!」
みんなで賑やかになっちゃって、スタッフさんに叱られて……私も一緒に頭を下げる。
「うわ……Aちゃん………
呪い…かかってるやん」
『え?』
「薬指…隼の呪いやろ?
あかん………。もう逃げられん………」
私の薬指の指輪を見つけて苦笑いの涼太くんを、隼がなんでよ!って叩いてる。
「メリークリスマスやん…」
「やってんなぁ…」
佐野さんや龍友くんもニヤニヤしてるし。
『……帰りまぁ……す』
収集つかなくなりそうなので、退散します。
「お疲れ〜!」
「お疲れ様!」
「気を付けて帰ってね?」
みんなで見送ってくれる中、隼がホントに優しく微笑んでいて…
みなさんに手を振ったあと、隼にもう一度手を振って事務所を後にする。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時