検索窓
今日:26 hit、昨日:43 hit、合計:21,067 hit

400 ページ50

「お願いだから……俺の言う事聞いてよ?
誰かにとられるとか…無理だからね?」


体を起こして私の頭を抱えると、ぎゅっと肩を引き寄せてた隼。

そんな隼の胸におでこを付けたまま頷き、腰に腕をまわした。


『……タカヒロさんにもね…』

帰りのタクシーで同じ様な事を言われて諭された話をしたら、隼は少しだけ笑顔に……


「…ケンカを買った過去はなかなか消えないね?」

『……ホントに…』

肩を落とした私を今度は隼が優しく撫でてくれた。





「A〜?今日は事務所だったよね?」

『うん、リハ!』

ソファーに座り、隼が淹れてくれたコーヒーを一緒に飲む……至福な時間。
…お互いに朝がゆっくりな日のお約束になってる。


リハの度にタクシーで事務所に向かうようになって、数日。

タカヒロさんが総務の方に聞いてくれたけど、あの人が受付に来たり、電話をかけてきたりもないらしい。


警備員さんにも顔を覚えてもらって、許可証がなくても顔パスで裏から入れるようになっちゃった。


「何もないからって、気を抜かないでよ?」

『はい!』

元気に右手を上げて返事すると、小学生か!って大好きな笑顔で突っ込まれた。

この小説の続きへ→←399



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 小森隼 , LDH
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。