ひまわり８ (ページ48)

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「ただいま〜」

どうやら今夜の隼は甘えん坊モードみたいで、帰って来てすぐに膝枕して〜って膝にコロンと横になる。

「よかった…。
ちゃんと帰ってて……

野獣の中に置いてったからさ……」

…え？野獣って……

『大先輩とグループの仲間ですよ？』

「……そんなの関係ねぇ～」

ラジオがあるからって飲んでなかったはずなのに……酔ってるのか？ってテンション。

クミちゃんはまだ地元に戻ったきりだから、今夜は半分ウトウトしながらリビングのソファーで隼の帰りを待ってた。

『お風呂、入ってきたら？』

私も久しぶりのリハで疲れたし、早く寝たいなぁ…なんて…。

「あ……適当にあしらおうとしてる…」

『そんな事ないですぅ〜』

「ありますぅ〜」

本格的に拗ね始めた隼が、仰向きのせてた頭の向きを変えてお腹に顔を付け、腕を背中にまわしてきた。

隼の頭を撫でてたら、大きなため息……。

『心配…かけてごめんね……？』

「ん…？………何が……？
彼女の心配すんの…当たり前じゃん？」

謝るなよ……って呟いた後でそのまま無言になった隼の頭を、しばらく撫でる。