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「何かあったら、ちゃんと言ってよ?
絶対に一人でどうにかしようとか思ったらダメだからね?」
約束通りにタカヒロさんがタクシーで送ってくれて……しっかり約束させられた。
私は変に熱くなるとこがあるから……って………ケンカを買った前例があるから心配らしい…。
『大丈夫です………
今は……私だけの問題じゃなくなってますし……』
EXILEさんにも隼にも迷惑はかけれない。
「そういう問題じゃないって……」
タカヒロさんは呆れたようにため息をつき……私の頭をクシャッと撫でた。
「姫は……隼だけじゃなく、俺らにとっても大事な仲間なワケ……
なんならもう、家族みたいなもんなんだよ?
大事な人が怖い思いするとか、もしかしたら傷付けられるとか、想像してみ?」
無理でしょ?って………。
『……はい』
「みんなのためにも、自分も大切にして?」
わかりましたか?って優しい笑顔のタカヒロさんに優しく微笑んでもらって……思いが溢れて何も言えないまま無言で頷く。
よろしいってまた頭をクシャッと撫でられて…マンション前でタクシーを降りた。
タクシー代を……と財布を出したけど、すぐにバッグに放り込まれ……
「今後、俺の前で財布出したら下ネタ連発の刑だからね?」
……訳のわからない脅しを受ける…っていう。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時