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『嫌なわけじゃないんですけど……あ…その友達が言うには………』

はいはいって笑う皆さんがなんだかホントに楽しそう。


『ふだんは仕事で帰りが遅いから、先に入っておくんですけど……一緒に入りたいから待っててって言われることがあって………』

「で?」

『一緒に入った時、目のやり場に困っちゃって………どこを見とくのが正解ですか?』

ぶっ!ってみんなが吹き出して…ケラケラ笑ってて……佐野さんなんて笑い過ぎて呼吸困難になってるし…。


「その友達は、どこを見てんの?顔?」

『顔も恥ずかしいんです!濡髪…やばいですよね………』

「やばいんやぁ〜」

へぇ〜ってニヤニヤする龍友くんに、って友達が言ってて!って言っても……後の祭り。


「Aちゃんには隼はイケメン?」

『当たり前じゃないですか!』


普通に惚気けたのが驚きだったようで、みんな少しだけ目を丸くしたけど……すぐに笑顔になった。


「Aちゃん、サラッとしてそうなのに…結構隼の事は熱いんだね?」

佐野さんがなぜか嬉しそう。

『人前で惚気けたり、イチャイチャするのは苦手ですよ?
……今は、完全に酔った勢いです!』


…お酒の力…バンザイです。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時

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