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「どんまい……」
佐野さんが半笑いでなぐさめてくれたけど…
なぜか中務さんは私と一緒に赤くなってるし、タカヒロさんも龍友くんもニコニコ…っていうかニヤニヤ…。
「ここで始めようか?かずっちのびしゃもんて!」
誰にも聞けない大人なお悩み……ありませんか?って……。
なんか…
みんなで目がキラキラしてるんですけど……?
何?
これ、どんな時間?
無理って!無理無理!
……普通、言えるわけなくない?!
両手を振って拒否するけど、期待した顔で見てくる。
………もぉ…
何か言わなきゃ終わんないじゃん、絶対。
えい!女は度胸です!
『あの………』
「お!はい!!何でしょ……?」
龍友くんの目がキランッて光って、ビールを飲んで前のめり。
『友達の話しなんですけど……』
「はいはい……!」
友達ねぇ〜ってタカヒロさんがホントに楽しそうに笑ってる。
『友達の彼が……お風呂に一緒に入りたがるらしくて………』
「え?いいやん。
肌を合わせるって大事やで?
そこは一緒に入ってあげようよ……って友達に言ってあげて?」
ニコニコの龍友くんの横で、その友達は嫌なの?ってタカヒロさん。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時