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「なんとでも言ってください。
とにかくダメです」

私の手から紙袋を奪うと、後でスタジオに届けるから…って。


『隼…ラジオまでオフじゃん』

ラジオの仕事があるから、年明けすぐから仕事だった隼だけど…その分今は他の仕事は少しセーブされてる。


「あのねぇ…パフォーマーは、オフでもジムで体を動かすの!」

どうせ事務所に行くんだから…って。


『じゃあ……お願いします』

納得してない顔!って頬を摘みながら笑った隼に、今度はちゃんと笑顔を返してから、マンションを出た。


事務所に着いて、いつものように受付で来客用パスをもらおうと声をかけると、珍しく少し待たされた。

…いつも、すぐに渡してくれるのに。


スタジオに入って荷物を置くとすぐに、スーツ姿の見知らぬスタッフさんが入ってきて目の前に…。


「あの……小林さん。
少しよろしいですか?」

『はい……』


デスクを挟んで向かい合わせで座ると、名刺を渡されて……

『総務…の方……』

「あ……はい。
受付は総務の管轄なので………。

実はですね………」

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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時

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