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『そうだ……
隼がお父さんに言ってくれた言葉……
私も動画に撮りたいくらいだったよ?』
隼にぴったりくっつきながらそう言うと、隼は苦笑い。
「あれさ……前もって考えてたの」
紅白の楽屋で、たまたまそんな話になったらしく……
「お前は、うちの娘を幸せにできるのか!?って亜嵐くんが言ってさ……メンバーが納得するまで返答を繰り返すっていう……」
『それ……途中で大喜利になったでしょ…?』
「………正解!」
『…やっぱり………』
メンディーさんとか、中務さんとか……最終的には全員で大喜利になって……
「収集つかなくなってさ……」
クスクス笑う隼と一緒に、私も笑ってしまった。
『想像ついちゃう』
「でしょ?」
最後は涼太くんと一緒に考えたんだって。
「さすが王子だよね〜」
『最後のも?』
「ん?最後の?」
………僕がAがいないとダメなので………
「あぁ……あれは………あの時に思ってた俺の本音!」
『………?ん?他は……本音じゃないの?』
「こら!揚げ足取らない!全部本音やっちゅうねん!」
言い回しとかを涼太くんに考えてもらっただけだ!って焦ってあたふたしてる隼にぎゅっと抱きつくと、よしよしって撫でてくれた。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時