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途中まで、すごくかっこよかったのに…
急に眉を下げて情けない顔になって…………

けど……

すごく嬉しかった。



「そうですか………。
Aも……小森くんがいいんだろ?」

『うん……。はい……』


お父さんの表情が少し柔らかくなって……湯呑みのお茶を一口飲んだ。


「じゃあ……これからも、Aを幸せにする努力を続けてください……」

「あら………」


お父さんの言葉に、なぜか頬を赤くしたお母さん…。

「お父さんも小森さんも……かっこいい!」

動画に撮っておけば良かったなぁ……って………

…どんだけ………。



ぷは!って隼が吹き出して…弟も大笑い。

私もお父さんも苦笑いで、お母さんは何かおかしい?って……。


うちの母……天然というか、ミーハーというか……。

弟も母寄りで、私は父寄りの性格だ……と思いたい。



お母さんのおかげで空気が和んで…

じゃあ…ってホントにすぐに帰ろうとした隼をみんなで引き止め、おしゃべりタイム。


「玲於のファンかぁ……。
アイツ、ホント男のファン多め……」

「確かに…!
俺のまわりでも多いもん!」

「今度うちにも遊びにおいでよ〜」


……隼と弟が仲良くなってるし…。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時

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