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なんだぁ〜って脱力した隼が、ぎゅっと抱きしめてくれながら、大きなため息。
「マジごめん……誤解してた……」
『ネガティブ隼、出ちゃってた?』
「出てた出てた……すげぇ出てた……」
振り返って顔を見たら眉が下がってて……そんな隼の唇にキスをする。
「俺………何も用意できてない……」
『何もいらないよ?』
ちょっとシュンってなって肩を落とした隼は、かわいい……。
『じゃあ、かわりにお願いしてもいい?』
「え?うん……もちろん」
何?って笑顔になった隼に、勇気を出して言ってみた。
『…お風呂、一般に入ろ?』
「え?………うん!」
よし!行こう!!って急にテンションが高くなって…
まだグラスにシャンパンが残ってるとか、料理もそのままとか……
そんなの全部置いといて、隼に手を引かれて浴室へ……。
お風呂でお姫さま扱いされて………
そのままベッドに運ばれた。
全身溶けてなくなるんじゃないかってくらい、優しく大切にしてくれて…
隼の腕の中に閉じ込められた……。
「超好き……大好き……」
『ん……私も大好き……』
最高だな〜って呟く隼にぴったりくっついて……
目を瞑るとあっという間に眠りに落ちた。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年10月12日 20時