SHINE Another Side (ページ7)

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隼のトークイベントの日。

一般のお客さんに混じって、隼の話を聞いてた。

ふと横の方を見ると、なんか知ってる顔…。
どこで見たんだったっけ…。

俺が座ってた席の少し前の左奥…。

終わりがけ、サプライズのためにステージ裏で待機してるときに思い出した。

先生の後輩じゃん、あの子！

隼推しって、バクステに連れてきてた子。

急いでマネージャーに、「あの子」終わっても帰さないで楽屋に連れてきてって指差して伝えた。

サプライズを成功させて、隼の楽屋で待ってたら、マネージャーが先生の後輩を連れて来てくれた。

ちょっと不安そうにしてる後輩さんと、その彼氏は軽く挙動不審で、ずっとキョロキョロしてる。

悪いけど、今は彼氏にかまってられない。

「ごめんね？急に呼んじゃって…俺のことわかる？」

無言で首を縦にブンブン振る先生の後輩、ユキチャン。

「あれ？玲於…その子…あっ！！
えっと〜ユキチャンだぁ!!」

取材から帰って来た隼も思い出したみたい。
２人に座ってもらい、隼と一緒に前に座る。

ユキチャンは…たぶんもう何を聞かれるかわかってる感じ。
すげぇな…さすが先生の仲間。

思わず吹き出して笑うと、ユキチャンはちょっと困ったように首をかしげた。

「さすが、先生の仲間だなぁと思ってさ…。
察してるでしょ？この状況…
何でここに呼ばれたか……」

びっくりしてる彼氏くんはもうほっといて、ユキチャンもクスって笑った。