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今日はもともとの仕事の前に、朝一で会議が入ったとマネージャーから連絡が来て…迎えに来た車に乗ってたら、涼太が大事そうになんか抱えて乗り込んで来た。
「なぁ…めっちゃいい匂いすんねんけど…」
「会議が入ったって電話で起こされて、朝食べる時間なかったから、持ってきたんすよ」
って、早く起こされたのにムカつくくらいに上機嫌。
お前…彼女が作ったんやろ？
「なぁ…１個頂戴」
しつこいくらい言い続け、ちょうど一番乗りした会議室に入って、すぐに奪ってやった。
「うわ…うまっ」
「もぉ…。取らんとってくださいよ〜」
って言いながらもうれしそうに笑う涼太。
少し多めにあったサンドイッチを、もうひとつ食べます？ってもらったとこで、隼が会議室に入って来てた。
「ヤバっ！うま！これどぉしたんすか？」
「ちょ〜、勝手に食べるな!!」
隼がもう一個頂戴!!って言いながら、涼太とサンドイッチの取り合いをしてるところを動画で撮ると、
「涼太、これ彼女に送ってやり〜」
って、スマホをひらひら。
「えっ？彼女？どういうこと？まじ？涼太くん？ねぇ？」
涼太は隼の問いかけには一切ノーコメント。
シレ〜っとサンドイッチを食べきって、隼が入れてきてくれたコーヒーを飲んでる。
あ、またニヤニヤしながらスマホ…
もぉ〜とか言いながら、あの動画送っとるんやないか？
「涼太くん、彼女いるの？ねぇ、龍友くん、どういうことっすか？」
涼太が答えんからってこっちにってきたけどさ、僕も知らんねん。
うるさい隼を流してたけど、他のメンバーが来たら何も言わなくなった。
隼もちょっと大人になったんやな…。
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作者名：ひな | 作成日時：2022年1月27日 20時
