ひまわり４ (ページ10)

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言っていいのか…
何て言っていいのか……

面倒な女って思われないか………

「あぁ……もぉ！」

いろいろ考えて少し俯いてたら、隼がいきなり叫んで立ち上がり、ドスドス歩いて行く。

アクセサリーを入れてるケースを開けて、ガチャガチャと探して戻ってきた隼は、ちょっと怖い顔して…

「これでしょ？
これみつけて怒ってるんでしょ？」

私の目の前に、あの時見つけた指輪を手の平に置いて差し出した。

「だいぶ昔のだよ？

存在すら忘れてし、これがうちにあった事も覚えてないくらいだよ？

浮気してないよ……？嘘じゃないよ？

神様に誓うよ！？」

『……？え？』

「え？違うの？」

隼は、私が浮気を疑ってて、ホントは怒ってると思ってたらしい。

『浮気してるの？』

「してないよ！するわけないじゃん！」

『……うん。知ってる……』

「…は？」

ごめんなさい……こんなタイミングで申し訳ないけど……

私の彼氏…かわいいです。

『違うよ………。

これみつけて………こんな指輪を贈るような彼女がいたんだよなって思ったら……なんかモヤモヤしちゃって……。

今は、私が大事にしてもらってるの、よく分かってるし……けどね？
一途な隼が同じように思ってた相手を想像したら……
ちょっと……無理……』