ひまわり４ (ページ9)

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〚隼、何か言ってる？〛

［いや？なんか元気ないからさ……
ケンカでもしたのかと思ったけど……何もないなら、疲れてるだけかもね］

心配かけてごめんって涼太くんから謝罪のメッセージが後で届いてたけど…

私に聞いてくるってことは、隼には聞きにくい感じなのかもな…。

「ただいま〜」

その日の夜、ラジオから帰って来た隼は、ソファーで座ってた私の前に座った。

いつもなら……すぐにシャワーを浴びに行くのに。

『おかえりなさい』

「ん、ただいま」

目の前でハの字眉の隼は、何か言いた気で…ソワソワして見える。

「あのさ……涼太くんから…何か言われた？」

『あぁ……うん。
隼とケンカした？って………』

「俺さ……Aに聞きたいことあるんだよね……

けど…聞けなくて……
ちょっと困ってたの」

意を決してます！って言い方をして、隼は背筋を伸ばした。

「俺に……言いたい事とか聞きたいこととかない？」

…やっと気付いた………。

隼、私が気にしてたことに、気付いてたんだ。

『ごめん…なさい』

「いや…待って？何で謝る？」

何か謝る事があるのかって、心配そう。