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「どした?」
下着のみで寝てた私に、刺激が強いから…と隼のTシャツを被せながら、まだ朝じゃないよ?って優しく笑う。
『隼…いなかったから……』
「ごめん…。喉乾いたから、水飲んできた…。
Aもいる?」
いらないって言って、また腕にくっついて目を閉じると、優しく頭を撫でてくれて…
おやすみっておでこに唇をつける。
『おやすみ…』
私が眠るまで、隼が優しく撫でてくれて……
「不安でも不満でも…口にしろって言ったのにな…」
隼のため息も呟きも…
私が眠った後だった。
数日後……涼太くんから謎のLINE。
[なんかあった?]
……ん?
何が?
〚何かあった?〛
メッセージの意味がわからず、困惑してます…私。
[隼とケンカした?]
〚え?してないけど……?〛
今朝だって、普通にキスして見送った。
私に不満があって愚痴ってたりするのかな…?
……私…何かしたかな……。
思い返してみるけど、思いつかない。
……というか、隼は最近忙しくて……
夜寝る前と、朝に少し会話できたらいい方。
挨拶だけって事もあったくらい。
寝てる間にぎゅってしたり、こっそりキスしたりするけど……
それが鬱陶しいとか………?
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作者名:ひな | 作成日時:2023年9月9日 19時