ひまわり４ (ページ41)

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「ちゃんと帰れそ？」

反対方向の路線らしく、心配してくれる世界さん。

大丈夫だと返してお礼を言うと、何かあったら大声を出すんだよ？って……子ども扱いされちゃいました。

「あ……帰り着いたら、隼に連絡しておいて？」

『え？』

「あれ？隼の……じゃなかったけ？」

……え？知ってた……？

『いや……その…………間違いではないですけど……』

「だよね？」

人違いしたと思って焦った…と苦笑いの世界さんは、気を付けてって手を振って改札を抜けて行った。

「大丈夫？」

隼にLINEしたら、めちゃくちゃ心配されて……
もうすぐラジオがはじまるっていうのに、電話をくれた。

『大丈夫。
世界さんに助けてもらって……だから、隼から世界さんに……』

「ん、連絡しとく。
あ……どこいる？」

『隼の部屋だよ？』

今夜はこっちに帰るって約束してたから。

それでよしって笑った隼は、行ってくるって通話を切った。

ゆっくりお風呂に入ってから隼の洗濯物を片付けて……

ソファーでテレビを見てたら隼が帰って来た。

「ただいま〜」