ひまわり４ (ページ34)

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「雰囲気が女の子らしいから、敢えての路線で！」

……と、黒いワイドパンツのサロペットと白のノースリーブブラウス。
それに合わせて、バッグやヒールも合わせて選んでくれて、着替えて出てきたら、隼が会計してくれてる。

『え？私払うよ！』

「いいから！俺からの就職祝い」

『えぇ…でも………』

「いいの。払わせてよ……ね？」

ニカッ笑う隼に勝てず……お礼を言うと満足そう。

ショッパーに纏めて入れてもらって、受け取ろうとしたら隼が持ってくれて……

どっかの国のお姫様にでもなった気分だ。

佐野さんはそのまま飲みに行くってお店で別れて、隼と２人でタクシーに。

「ごめん…。
家まで送れたらよかったんだけど……」

『大丈夫だよ？
ごめんね……貴重な時間使ってもらっちゃって』

「いや……俺は嬉しかったよ？」

ラジオ局の前で隼を降ろす時に、笑顔で隼が頭を撫でてくれて……
ドライバーさんに諭吉さんを渡して降りてった。

お釣りは彼女にお願いしますって。

…かっこよすぎでしょ…。