ひまわり４ (ページ33)

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「そっ！
おい、隼？お前の希望は？」

「えぇ～。
………露出が少ないやつ………」

「何それ……。お前、小せぇ〜な……」

ケラケラ笑う佐野さんだけど、オーナーだっていうお友達に、ちゃんと露出控え目でってお願いしてくれてる。

佐野さんはセンスの塊で、ライブの衣装を担当するくらいなんだって。

「ちなみにAちゃんはなんか希望ある？」

『……目立たないやつでお願いします』

即答したら、佐野さんに笑われたけど…

「まぁ……そうだよね～」

って、気持ちはわかってくれた。

玲於に任せといたら間違いないって、私の隣にいてくれた隼だけど…

着てみて…と渡されて、試着室から出たら超ハの字眉。

「袖……なし？」

「なし！」

「二の腕……」

選んでくれたのがノースリーブのシフォンブラウスで、佐野さんにブツブツ言って拗ねてる。

「そんくらい見せても減らねぇって……」

「えぇ～！！」

「足も胸も出してねぇから！」

バランスが悪くなるから、そこは譲れない！って佐野さんが言うと、不貞腐れながらも了承してる。