179 ページ29
[今夜は俺んち泊まりね?]
ラジオ前の隼から来てたLINEに、承諾の返事を送って部屋で待つ。
引っ越してから数週間たつんだけど…
こんな風に、週に何度か呼び出される……もちろん私も会いたいから飛んで行く。
「ただいま〜!
焼き肉美味かった?」
『うん!』
おかえりなさいって隼の側に行くと、嬉しそう笑いながら触れるだけのキスをくれた。
「ぎゅってしたいけど、汗臭いからお風呂行くね!」
私の頭を撫でてからもう1回ってまたキスをして、タタタッて走ってった。
「A〜!」
『どうしたの?』
浴室から大きな声がして扉の前まで行くと、めっちゃキレイ!って一言。
今日は浴室をピカピカに磨いたから…。
『何かあったのかと思った!』
扉越しに笑ったら、最高の気分だって隼も笑ってる。
ついでに隼が脱いだ服や、持ち帰ってきたリハ着を洗濯機に入れて…
後は体を拭いたタオルを入れたらスイッチが入れられるようにしてたら、ガラッと開いた扉。
『ごめんなさい!』
慌てて出ようとすると、手を掴まれて引き寄せられる。
「何でよ……。逃げないで?」
128人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2023年9月9日 19時