ひまわり４ (ページ20)

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『私にはね、このピアスが宣戦布告に感じたんだ…』

私を思い出して？って……アピールなんじゃないかって……。

私みたいな人が現れた時に、存在をアピールしたいって思ったんじゃないかって………。

「考えすぎじゃない？」

困り顔の隼にはそう言われたけど……。

『ごめんなさい……』

私には…考えすぎだとは思えない。

だって……普通に考えて、クローゼットに使ってる部屋の中でピアスを片方だけ外して置いとくなんてあり得ない…。

しかも３か所………。

「Aが謝る事じゃないでしょ…？
けど……ん……、なんて言えばいいかな……」

…あっ……困らせてる……
やっぱり…言わなきゃ良かったかな。

「違うよ？待って！……
ホントに……ぶっちゃけどうでもよくて…」

『どうでもいい……？』

「いや…ちょっと！？A？勘違いしてない？」

慌ててる隼はソファーから立ち上がり、私の目の前にあぐらをかいて座ると両手を握って目を合わせる。

「今の俺には、A以外の人に全く興味がないから……
例え、このピアス達に意味があったとしても…
ぶっちゃけ、心に何も響かない」

真剣な顔の隼…。