ひまわり４ (ページ11)

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「無理って………どういう事？」

立ったまま…私の頭をぎゅっと抱き寄せると……苦しそうな声。

「ねぇ……無理って何………？
どういう事？」

『……私が、隼の一番でいたい………』

「え？」

『隼が他の人の事考えるの…無理』

「何それ……」

はぁ～って思い切りため息をついた隼は、私の前に座り込み、下からハの字眉で見上げた後で腰に腕を回して抱きついてきた。

「ごめん…ちょっと力抜けた………」

しばらくこのままでお願いって私の膝に頭を乗せて、脱力状態。

頭を撫でると、少しだけ視線を上げて私を見て……口を尖らせる。

「心臓に悪すぎるって……」

『何が…？』

……こっちのセリフですけど？

とりあえずシャワー浴びるって浴室に行って…

すぐに戻ってきた隼は私の手を取って寝室へ連れてきた。

「ライブから帰って来た日でしょ？これ、見つけたの……」

『うん…』

一緒にベッドに横になり……指輪をコツンとサイドボードに置くと、私を抱き寄せて密着して話し出す。

あの日、体をあわせてる間にやたら甘えるのは、寂しかったんだと思ってたって。

けど……なんか変だなって違和感はあったみたい。