検索窓
今日:2 hit、昨日:52 hit、合計:24,200 hit

58 ページ8

「あれ?苦手だったっけ?」

困った顔の涼太くんに首を横に振り、涼太くんにも小森さんにもお礼を言って一口飲む。


『美味し……』

「でしょ?隼のコーヒーうまいんだよ?」


私…顔赤くなってないかな……。

美味しいって言って顔を上げたら、小森さんが笑ってくれてて……

その笑顔に完全に撃ち抜かれました……。


…どうしよう。
この紙コップ、記念に持ち帰りたいくらいだ…。


「何考えてるか、当てていい?」

『やめてもらっていいですか?』


お互い小声で言い合って……涼太くんはいつもの悪い顔。

龍友くんも面白がっていて…クスクス笑ってる。


「なぁ……Aちゃん?わかりやすいって言われへん?」

『え……わかりやすいですか?
………って何を?何が?』

「かわいいなぁ〜。よぉしよし!」

あたふたする私をニコニコ笑った龍友くんは、私の頭に手を乗せると犬にするかのように混ぜた。

『私は犬じゃないんですけど……』

苦笑いで髪を手ぐしで整えると、眉を寄せた小森さんと目が合って……思い切り逸らされた。


………あ…泣きたいかも。
煩い女って思われたかな……。

59→←57



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 小森隼 , 片寄涼太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひな | 作成日時:2023年8月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。