ひまわり２ (ページ6)

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バックパスを首から下げて、それを手に取って見てたら、ガヤガヤと賑やかな声の後で数人の男性が入って来た。

「うわ…！なべちゃん！女の子連れ込んだん？」

やめてよ～って大笑いする色白の男性は、机の上の紙コップにコーヒーを注いでる。

「お！Aちゃん！！待っとったで！」

「ごめん！お待たせ〜。
玲於！裕太くん！この子、俺の友だちのAちゃん！」

龍友くんと涼太くんが入って来ると、すぐに側に来てくれて、私を皆さんに紹介してくれた。

「へぇ～、珍し……涼太くんの友だち？」

「ほんまやな…どうも、裕太です」

佐野玲於さんと中務裕太さん……メンバーだと紹介される横で、肩と眉を下げた小森さん。

「ねぇ…涼太くん？いじわる？」

「隼は紹介しなくても知ってるじゃん？」

「まぁ……そうだけど……。
小森隼でぇ…す」

大きな体を小さくして、頭をポリポリ掻きながらはにかんだ笑顔の小森さん。

『小林Aです』

改めて自己紹介するのも…気恥ずかしい。