ひまわり２ (ページ37)

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………え………？

いつの間にか席を立ち、目の前に立っていた小森さんがふわっと抱きしめてくれて………

優しく背中を撫でてくれる。

「大丈夫……。悔しかったね……
むかつくよね？……何なんだよ！って思うよね？

けど……大丈夫だよ？」

……！！！！
ちょっと…待って…？

今、何が起きてる？

もしかして私、抱きしめられてる？

状況整理をしたくて…

パッと顔を上げたら小森さんと目が合って……

優しくて、柔らかな笑顔…。

………一旦落ち着こう。

目を閉じて大きく深呼吸して、もう１度目を開けたら、今度はにっこり笑顔が見えた。

「涙…止まったね？」

頭をポンポンってしてから席に戻った小森さんは、耳まで真っ赤で…

私も絶対に顔が赤いはずで……

とりあえず、お互いにグラスに口をつけた。

「食べよ？」

美味しそうな料理が運ばれてきて…腹ペコだと笑いながら、大きな口でパクパク食べる。

「おいしそうに食べるね？」

私が小森さんに対して思った事なのに…急にそう言われて驚いたけど……

『おいしそうじゃなくて、おいしいです』

あんなに泣いたのに…
逆に泣いたからなのかもしれないけど、すごくお腹が空いていたようで……

食べる勢いがありすぎたかも………

なんか……恥ずい…。