ひまわり２ (ページ31)

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「や……帰らないで下さい！大丈夫なんで！」

「えぇ………邪魔じゃん？」

「邪魔じゃないです！」

２人で話してる様子がおかしくて笑ってしまうと、テツヤさんも私を見て笑った。

「さっき、会議で一緒だったよね…？
ごめんね？煩くしちゃって…」

『いえ…楽しいです。
あの、私、今度からキーボードを担当します…小林Aです。
よろしくお願いします』

こちらこそ…と微笑むテツヤさんは、小森さんのコーヒーの師匠で……

ついでに言うと、マスターはテツヤさんの師匠らしい。

コーヒー談義に花を咲かせる３人は、なんか子どもみたいで……

「ごめん……オタクな会話しかしてない…」

小森さんは眉を下げたけど……夢中になって話してるのを聞いて、私も楽しくなる。

『いえ…勉強になります。
私も……自分でドリップしてみたくなりました』

「お！隼！！プレゼントしてやりなよ！
オススメの器具！」

「ですね～。
何がいいかな…まず、豆はどこのがいいかな……」

テツヤさんと２人で盛り上がる小森さんだけど……

『小森さん……？スマホ…鳴ってません？』

さっきから、バッグの中でバイブ音がしてて……