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「もしもし?どうした?」
電話をかけてほしいとお願いしたら、すぐにかけてくれた涼太くん。
心配そうな声に、申し訳ない気持ちになったけど…
さすがにちょっと怖い。
『……もしもし?
ごめんなさい、今ホームで………ちょっと待って?』
佐倉先生にペコリと頭を下げ、その場を離れて距離を取ると、ついては来なかった。
このまま1度改札を出て、一駅分歩こう。
『ごめんなさい……電話、ありがとうございました』
「いや……全然いいけど………。
とりあえず、タクシー乗りな?後で出すから」
何も説明してないのに、全部分かってるとでも言ってるかのように真剣な声で言われ、大人しく言う事を聞くことに…
電話を切ってタクシーに乗り込むと、佐倉先生がキョロキョロしながら駅から出てきたのが見えたけど……
気付かれないまま、その場を離れる事ができた。
「大丈夫やったん?マジで…どうしたん?」
お店に着くなり涼太くんに尋問され…休憩の時からの話を順を追って説明すると、眉間のシワがどんどん増えていった。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年8月8日 23時