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……え………?
バイトの事を知ってる人はいるけど……何でシフトまで…?


「小林先生、自分で前に言ってたよ?」


驚いた私に、佐倉先生はそう言ったけど……
ここでそんな話をしたことないのに…。


『そうでしたっけ?』

とぼけたフリでごまかして、何か言い訳を考えようとしたタイミングで、机に置いたスマホがバイブした。


手に取ると、涼太くんからは珍しい音声通話。

『ごめんなさい…』

断りを入れて立ち上がり、休憩室の隅に行くと画面をタップした。


『もしもし?』

「ごめん!今大丈夫やった?」

私が小声で出たからか、涼太くんも様子を伺ってる感じ。


『大丈夫です。休憩中なので……』

「そ?いきなりゴメンな?
今夜……バイトある?話があるんやけど……」

『あ……今夜でしょ?大丈夫ですよ……
ちゃんと予定、あけてますよ?』

佐倉先生を意識して、前から約束してたように言ったけど……

「ん?
あ……もしかして……ナイスタイミング?」

『……です。
……あ、場所は?』

「こないだの店、覚えてる?迷子にならんでよ?」

『もぉ………ちゃんと覚えてますから!
迷子になんてなりません!
じゃ、また後で……』

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作者名:ひな | 作成日時:2023年8月8日 23時

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