今日:3 hit、昨日:44 hit、合計:26,807 hit
小|中|大
17 ページ17
表面上、応援してくれる人もいるけど……
………自分の実力わかってんの?………
何度そんな陰口を叩かれたか……。
なのに、片寄さんの目は真剣で、からかったりする要素が1ミリもない。
「ん?……何、その顔……」
クスクス笑う片寄さんに、いつものみんなの反応を話すと、ちょっと不満そうに口を尖らす。
「なにそれ……。
その辺の薄っぺらい人間と一緒にしないでよ」
自分も夢を追ってる側の人間だから、絶対にバカにしたりしないって話してくれる。
「自分自身もまだまだ夢を追ってるし、いつかは夢を見せる側になりたいんだよね……」
まっすぐな視線は力強くて……強い意思を感じる。
『……ありがとうございます………』
「え?」
『なんか……頑張ろうって思えたから……』
「ん……いいね!
お互いに頑張ろ?」
そこから少し話して、片寄さんは仕事の時間になって帰って行って……
私も先生のスタジオを後にした。
もちろん、高級チョコレートと、片寄さんからのケーキを頂いて……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
129人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2023年8月8日 23時