Someday My Prince Will Come（15） (ページ47)

今日:26 hit、昨日:12 hit、合計:21,124 hit

747 ページ47

『何も……あ……やっぱり……一個だけ。
私……涼太くん以外あり得ないので……ごめんなさい』

私がペコリと頭を下げると、横から世界くんの声。

「俺、優しいからさ……
Aちゃんの判断基準教えてあげるね？
涼太か、それ以外か……以上！」

って……なぜかドヤ顔……。

「なんかそれ……有名なホストの言葉でしょ？
俺か俺以外か…ってやつ！」

「うわぁ～世界さん、パクった！」

「お前ら煩いよ？」

…もぉ………盛り上がり過ぎて収集つかなくなってきた。

「ハイハイ……もぉおしまいね？」

「女の子の顔を曇らすなんて、ラブ・ドリーム・ハピネスに反するから……」

ヒロさんだけでなく、上層部の人にまで言われて眉間にシワを寄せた杉下さんは、苛立ちを隠せず大きく舌打ちした。

「なんだよ………いろんな男にチヤホヤされて調子に乗ってそうだから、軽く遊んでやろうと思ったのに……」

「は？」
「ぁ゙？」
「おい…」
「ざけんな」

今度はいろんなとこから大合唱…………

殴りかかりそうな隼くんも、それを抑える亜嵐くんも、同じく一歩前に出た玲於くんと抑えるメンさんも……

大樹くんも世界くんもレイヤくんも、関わった事ある人達が皆さん、すごい顔をしてる。

やばい……泣きそう。

まわりに迷惑をかけた申し訳無さと、悔しさと…
私のために怒ってくれてる嬉しさと…

いろんな感情でぐちゃぐちゃだ。