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「マジで!もぉAも!離れろって!!」
必死な訴えに、笑いすぎで泣いたフリして涙を拭って隼くんから離れると、ウシシシッて悪い顔した隼くん。
あっという間に涼太くんの背中に隠されて、隼くんと私は「接近禁止命令」が出された。
少しシリアスな雰囲気が流れてたのに、気付けば4人でわちゃわちゃ……
会議の準備に入って来たスタッフさんも、そんな私たちを見て大笑い。
「……子どものケンカだな」
玲於くんの呟いた声は思いの外大きくて、まわりのスタッフさんはみんな、無言で頷いてる。
「ほら、早くなんか食べようよ」
一番冷静な玲於くんがパパッとスマホで注文してくれたランチを待ちながら、ピッタリ横にくっついて離れない涼太くんが……とにかくかわいい。
「涼太…どないしてん」
ランチが終わっても、番犬のようにガルガルとまわりを警戒するから、相方さんが心配してる。
心配……っていうか、ちょっとおもしろそう。
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作者名:ひな | 作成日時:2023年7月2日 17時