Someday My Prince Will Come（15） (ページ32)

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『もし、事務所の人に怒られたりしたら言ってよ？』

「わかった……ってか、怒られた…ってなったらどぉすんの………？」

少し低い声になったと思ったら、顔も不機嫌そうで、眉間のシワがグッと深くなる。

「上に怒られたら……別れるとか言うわけ？」

『そんなこと考えてないよ…。
怒られたら……なぐさめてあげなきゃでしょ？』

「…………は？
…なんやそれ」

ガックリと肩を落としたと思ったらクスクス笑い、だんだん笑い声が大きくなる。

「お疲れ〜！」

「Aちゃ〜ん！」

元気にリハ室に入って来た隼くんと玲於くんは、机に突っ伏して笑ってる涼太くんを見て固まった。

「え……どぉしたの…なんかあった？」

「なんか変なもんでも食った？」

「あのさ………」

２人に言われた涼太くんは、笑いすぎでヒィヒィ言いながら起き上がると、おもしろそうに暴露し始めた。