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「片寄くん………だいぶ過保護だろ…?」

『うん……そうだね』

嬉しそうに笑った私に、

「おっと………嬉しそうだな………」

って苦笑したお兄ちゃんは、「お似合いだな?」ってなんか嫌そう。


『何でそんな顔なの?』

「え?知らんよ……」

ブスッとしてるお兄ちゃんに

『え?シスコン的ヤキモチ?』

面白がって言うと、「なんだそれは……」って呆れながらも

「まぁ……俺と梨花には負けるけどな?」

ってドヤ顔。


『ハイハイ……』

なんてふざけてる間にマンションに付き、お兄ちゃんが荷物を持って部屋までついてきてくれた。


『コーヒー飲んでく?』

「イヤ…帰って店の片付けするわ」

慌ててカフェを閉めて来たから、洗い物とか放置してるって……。


『ごめんね……』

頭を下げる私を小突くと、

「ゆっくり寝ろ…」

って微笑み、リュックを玄関に置いて帰って行った。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年5月24日 8時

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