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クリスマスも当たり前に仕事な涼太くんだったけど、シャンパンを片手に帰って来て、深夜に2人で乾杯だけはした。


「明日やな?お兄さんのお祝い会」

『うん、そうだね。
ってか……大丈夫そう?』

忙しいのに……って心配してたら、

「大丈夫やで?」

って笑顔。


「それよりもさ……これ………」

手をとられ、驚いてる間につけられた薬指のリング………。


「メリークリスマス!」

『うそ………』

「ほんと!」

忙しかったのに…
いつの間に用意してくれたんだろ………。


「なぁ……A?
俺さ……A以外、考えらんないんだよね……」

優しく微笑んだあとで

「結婚しよ?」

って真剣な顔。


「正直、いつ許してもらえるかわかんないし……
ホントに結婚できるまで待たせることになると思うけど……
俺の奥さんはAがいい」

そう言われて、気付いたら涙が溢れてた。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年5月24日 8時

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