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『おかえりなさい……』

今?ってくすりと笑う私を、そのまま優しく抱きしめ、「布団で寝よ…?」って運んでくれる。


鎮痛剤とかの影響なのか、体がダルくて……
涼太くんの手を握りながら、少し話してたはずなんだけど………いつの間にか、落ちるように寝てた。


起きたら、涼太くんが隣にいなくて………
パタパタと歩く音がリビングから聞こえる。

「おはよ!」

リビングに行くと笑顔の涼太くんが迎えてくれ、キッチンカウンターにコンビニのレジ袋と、パン屋さんの紙袋…。

「朝ごはん、買ってきたよ!」

ジョギングしてたら、美味しそうなパン屋を見つけたって嬉しそう。


「Aが好きそうなパン、いっぱいだったよ!」

ってショップカードを私に差し出し、「一緒に食べよ?」って。


『涼太くん……どこで寝た?』

「ん?一緒に布団で……Aの隣で寝てたよ?」

何言ってるの?って顔してる。


布団に運ばれて、気付いたら今…と話すと

私を寝かしつけてから、お風呂に入って隣に来たらしいけど…ビクともせずにぐっすりだったらしい。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年5月24日 8時

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