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『ねぇ…涼太くん?』

「ん?どした…?」

私の小さな問いかけに、優しい相槌。


『ごめんね………』

「ばか………。何で謝るの…?」

何も悪いことしてないでしょ?って。


『面倒な事に巻き込む女って思ってない…?』

「思ってない!
あのねぇ!…………もぉ……変な事、考えるな…」

呆れながらもちょっと怒ってる。

それでもなんか嬉しいのは、精神的に参ってるんだろうな……。


『私ね……普段、ほとんどお金使わないでしょ?』

「へ?」


急に話題を変えて話し出すと、すごくおかしな声を出した涼太くん。


『何…その声……』

クスクス笑う私に

「笑うなよ…。
ってか、なんやその唐突な話題チェンジは!」

って笑いながら突っ込むと

「で?どうしたん?」

って楽しそう。


『うん。でね、だいぶ前にまとめておろしたきりだったんだけど……』

朝、仕事に行く前にATMに寄ったら私にとっては大金が入ってて……


私が話すと

「お金持ちになってたのかぁ〜」

って笑う涼太くん。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年5月9日 23時

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