今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:22,753 hit
小|中|大
583 ページ33
今日はもう、仕事にならないから………と制作に戻らず帰るように言われた。
高橋さんは朝から会議で……近藤さんから事情を話しておくって。
「あのさ……。
帰り、気をつけてよ?」
やることが陰湿だし……って心配そうな近藤さんにお礼を言って事務所を出ると、外は雨………。
暗くて…雨で………1番嫌な状況…………。
ついてない……なんて言葉で片付けられないよ…。
深く深呼吸するけど、落ち着くどころか心臓がバクバクいってうるさい……。
ダメだ……。
中に戻り、人のいないところに……とトイレの個室にこもり、心を落ち着かせる。
久々に堪えてる………。
涼太くんに会いたいよ………。
今夜、1人で過ごすとか……無理かもしれない。
ちょっとだけ、甘えてもいいかなぁ…。
スマホを取り出し、ダメ元で涼太くんにてかけてみる。
コール音をしばらく聞いて、やっぱり出ないよなぁって切ろうとしたとこで
「もしもし?」
って元気な涼太くんの声。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
153人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2023年5月9日 23時