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「ただいま………」

帰るとすぐにキッチンへ来た涼太くん。


『ごめんね、もうすぐできるから……』

そう言う私の後ろに来ると

「うまそ………」

って呟きながらバックハグ。


『油、はねて危ないよ?』

「俺の相手しないと……拗ねてもっと危ないよ?」


『何それ』って笑いながら、片手は涼太くんの手に触れると、「俺も何だかわかんない」って笑い出す。


『よし、できた!………食べよっか』

火を止めて涼太くんの方に振り返ると

「頂きます……」

ってキスをしながら、服を脱がせにかかってる。


『…違うから…』

「何が?」


キスの合間に口にするけど……

「先に充電しないと無理………」

って眉を下げる。


『からあげ……冷めちゃうよ?』

「うん…………ごめんな?」


謝るけど、止める気はないみたい……。

『冷めて美味しくないって文句言わないでね?』

背中にまわしてた手をパーカーの裾から忍び込ませると、涼太くんはクスリと笑って首筋に唇をつけ、そのまま舌を這わしてくる。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年5月9日 23時

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