Someday My Prince Will Come（６） (ページ8)

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「うっせ〜んだよ、黎弥は……。
暑苦しいヤツだなぁ〜」

って苦笑してるけど、私の頭をポンポンしながら頼むな〜ってお願いしてる。

話してたら、なんと同い年で、仲良くしようね〜って、世界くんの目の前でラインIDを交換して、黎弥くんって呼ぶことになった。

「え！俺も！！」

って佐藤さんとも交換したんだけど、黎弥くんの時は何てことない顔してたのに、佐藤さんとのやり取りはちょっと渋い顔。

「とりあえず、お友だちならいいですよね？」

って笑顔の佐藤さんに

「お前にAちゃんはあげられない！」

って。

「えぇ〜！なんでですかぁ？」

ってケラケラ笑いながらも

「そんな事言ってて、Aちゃんに彼氏とかできたらどうするんですか？

全部世界さんが判断するんですか？」

って首をかしげてる。

前に、福岡のライブ会場で会った時、彼氏いないって言ったから…今はいないって前提の話しぶり。

あの時はまだ、涼太くんと付き合ってなかったもんな……。

佐藤さんに言われて、チラッと私を見た世界くんは、

「Aちゃんなぁ……恋愛に関してはポンコツだったからなぁ……。

まぁ…立場的には口出しはできないけど………」

って言ってから

「……嫁に行くってなったら…一発は殴らしてもらうかもね……」

ってニヤリと笑う。