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ニヤニヤしちゃってたらしくて

「そんなニヤニヤせんどって?」

って言われちゃったけど、その横顔はホントに優しい笑顔。


照れたのか、最近食べに行った焼肉屋さんのタレが美味しかったとか、あそこのコンビニの新作スイーツが美味しかったとかってたくさん話てくれ……

この短時間に、こんなに仲良くなれるなんて、思っても見なかった。


『………で、私は合格ですか?』

信号待ちで停まった窓の外を見てた龍友くんに声をかけると、フフって笑った。

「ホンマ…鋭くて賢いねんな?」

『それ……誰が言いました?』

苦笑いで言うと、

「涼太……。
けど…鋭くて賢いけど、びっくりするタイミングでポンコツが顔を出すんやって」

『ポンコツ………』

…笑うに笑えない…。


「合格も不合格もないよ?
単純に、相方の彼女がどんな子なのか気になっただけ」

龍友くんは優しい笑顔になった。

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作者名:ひな | 作成日時:2023年1月27日 21時

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