Someday My Prince Will Come（６） (ページ33)

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デスクのお菓子をまとめようと持ってきたかごを手に挨拶して制作部のスペースに入ると、さらに積んであるお菓子達………。

………おっつ…。

「さらに増えたね？」

クスクス笑う近藤さん。

『私を太らせる気かな…』

ラインしたら、しばらく事務所に顔出さないから、数日分って。

「一個ちょうだい」って手を伸ばした近藤さんに、どうぞどうぞと差し出して、まわりの皆さんにも配ったら、ようやくかごに全部収まった。

隼くんにお礼をして、ダンストラックに取り掛かる。

打ち合わせした時に皆さんの希望を聞いてメモしてたノートを開き、それに合わせてトラックを組んで行く。

世界くんからもメンバーさんのダンス動画をいくつか送ってもらってたから、それも見ながら作業してたら、ポケットの中でバイブしたスマホ。

お昼を抜かないように、アラームをかけておいたんだった。