Someday My Prince Will Come（６） (ページ4)

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新しくステージで組み込む、ダンストラックについて打ち合わせをして、

「飯食って帰るかぁ…」

って世界くんが言うと、

「俺も行きたい！」
「俺も！」

って手を上げた佐藤さんと瀬口さん。

「はぁ～？」って言いながらも、私にいい？って聞いてきた世界くんに笑顔で頷くと、

『リュックとか取ってくる』

って、スタジオを後にした。

すぐに既読にはならなかったけど、世界くんとご飯食べて来るって涼太くんにラインして、仕度してからエントランスに降りると、世界くん達が待っててくれた。

一緒に並んで歩き出すと、

「何か食べたいものある？」

って。

『えぇ……奢りならなんでも〜』

「おい……」

私の言葉に眉を寄せた世界くんは、他のヤツにそんな事言ってないよね？って心配そう。

『そんな事、言うわけないじゃん。
世界くん限定だよ？』

「まぁ……本心は違うの知ってるからいいけど……？
相変わらずのツンデレ…」

呆れながら言う世界くんの影から

「かわいいじゃないですか！
ツンデレ好きだなぁ～。自分にしか懐かない子猫みたいで……すごい甘やかしたくなる！」

ってニコニコ笑う佐藤さん。