Someday My Prince Will Come（６） (ページ27)

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「心配はどうしたってするんだからさ……
これからなるべく気をつけてください…？」

ギュッと力を込めて抱きしめられて、よしよしって……
安心感半端ない。

「ねぇ…
週末…ライブだけど………どうする…？」

ちょっと不安気な涼太くんの声に顔をあげると、眉がハの字。

眉間に手を伸ばしてクルクル触れると、シワ寄ってた？って苦笑して、私の手をとって絡めた。

ここで暮らす前には、涼太くんの泊まりのときは実家に帰るって言ってたけど……

「ライブ……ついてきちゃう？」

涼太くんに言われたけど、

『ライブとか……仕事のたびにそんなことしてられないよ…』

私も少し前から考えてはいたんだけど…

『ここにいていい？』

「ん？ここ………って？」

ちょっと不思議顔で首をかしげ、私の顔をジッと見てる。

涼太くんお得意の表情チェック…。

『家に帰らずに、ここで涼太くんが帰ってくるの待ってていい？』

「今回は……４日くらい帰れんよ？」

私の顔見て、心配そうな顔だけど、口元はちょっと緩んでる…。