Someday My Prince Will Come（６）

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『あ、陣さん！』

「Aちゃんやん！何、サボり？」

ニコニコ笑うランペのリーダーさん。


『はい、サボり中です！』

私の言葉に

「あかんやん！堂々とサボらんと、もっとこっそりサボりぃや！」

ケラケラ笑う陣さんは、この前隼くんに紹介してもらって一緒にご飯を食べたメンバーの一人。

事務所で働くなら、味方になる人がたくさんいた方がいいって、隼くんと玲於くんが顔見知りを作ってくれてる。

もちろん、涼太くんとの事は内緒で、あくまで隼くんの親友として。


「あ、やっぱり陣くんの知り合いの子！」

陣さんから写真を見せてもらって話を聞いてたらしくて、覚えてくれてたんだって。

「Aちゃん、何食べたい？」

甘い物好きなん？って優しい笑顔の陣さんがごちそうしてくれるらしい。

「え！陣くん、俺も！」

「え？陣さんが奢ってくれるんですか？」

他のメンバーさんも集まっちゃって……

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