Someday My Prince Will Come（６） (ページ18)

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ちょっと、散歩でもしようと事務所を出て少し歩いてコンビニに入ったら、黒い集団がいて…
あれは絶対に涼太くん達の後輩さん。

ちょっとだけファンらしき子達が騒いでる。

…まぁ…推しが目の前にいたらテンション上がるのは無理ないけど…

ほっといてあげてほしいなぁ～って思うのは、涼太くんと付き合ってるからなのかも。

甘い物食べたいなぁ～って思って、スイーツコーナーを覗いてたら、隣に来た黒い人。

涼太くんの好きなアニメに出てくる組織の人みたいだなってニヤつきそうになるのを抑えながら、悩んでたら

「あの……うちの事務所の人ですよね？」

声をかけられ顔を上げて見ると、見たことあるけど………

申し訳ないけど……グループ名も名前もわかんない。

『えっと………』

「あ、ごめんなさい。
俺、ランページってグループのボーカルで………」

あぁ……ランページの陸さんだ。

『あ、すみません。陸さん…ですね？』

「そうです！」

ニッコリ笑顔だけど…いくら事務所の関係者といっても、こんなとこで一般人の私に声をかけていいの？

「あ、陸さんおった！もぉ……あかんやん、こんなとこでナンパしてるみたいな………あれ？」

他の人も来ちゃった…って焦ったけど………