Someday My Prince Will Come（５） (ページ47)

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はぁ…………って大きなため息をついた隼くんは

「お願いだから…大事にしてよ？」

って涼太くんを見てる。

「隼にお願いされなくても、大事にします～」

って笑顔で言うと、周りをチラッと見てから

「Aちゃん、仕事頑張ってね？」

って私を見て優しく微笑む。

『はい………』

なんか恥ずかしいし…人の目もあるし………
ペコッと頭を下げて制作部に戻ろうとすると、

「すいませぇ～ん！」

って走ってきた男性社員さん。

「あれ？どした？」

どうやらジェネの後輩グループのマネージャーさんみたいで、会議室に忘れ物が…って、持ってきてくれた。

『あ……すみません……ありがとうございます』

私の財布……。

勢いよく頭を下げてから受け取ると、

「はい、やっぱりプレゼント決定！」

って苦笑するヤングチームに、お疲れさまです…って小さく挨拶して、その場を離れた。