Someday My Prince Will Come（５） (ページ45)

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「Aさ…物欲なくて、なんも欲しがんないから……」

全然プレゼントさせてくれないって隼くん達にボヤいたと思ったら、

「あぁ～！けどなぁ～」

って机に頭をつけて項垂れる。

「女子力……前面に押し出してきて、モテたら困る……」

ボソッと呟いてから、持ち物で服装とかも変わりそうだから、めっちゃカジュアルなのがいいかもなぁ…って、一度顔をあげてから、またスマホとにらめっこ。

『何それ…』

「うわ……
涼太くん、自分の発言がヤバいかもってわかってる？」

「引くわぁ……ドン引き！」

隼くん達と３人で苦笑するけど、涼太くんは至って真面目な顔で「何が？」って。

「あのねぇ、俺にとったら、Aの女子力は隠れてたほうがいいの！
俺の前だけでいいの！
全力で家に置いて来てほしいわけよ…わかる？」

真剣な顔の涼太くんに

「涼太くんが一番変態だって龍友くんが言ってたけど……間違いないね…？」

隼くんと玲於くんが二人で頷き合ってる…。

「俺が毎日、どんな気持ちでAが洋服選んでるの見てるか…
お前ら知らんやろ………」

ため息まじりで言う涼太くんが、うちの事務所のスタッフはスカート禁止だって私に言った事も、それが嘘だって事も白状して、さらに引かれてる。