Someday My Prince Will Come（５） (ページ39)

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はい、決まり〜！って笑顔の二人に連れられて歩いてたら

「俺も気を使わないから言うね？」

って苦笑してる玲於くんが

「女子力……どこに置いてきた？」

って。

「玲於…」

聞いてた隼くんの方がアタフタしちゃってるけど……。

『…やっぱりそう思う？』

って私が言うと

「普通さ……女子はランチ行くのにスマホと財布で出ないでしょ……」

若干呆れ顔の玲於くんに、ＯＬさんは、ちっちゃいバッグに化粧ポーチとか、財布とか入れて歩くんじゃないのかって…。

『私のあのリュックに…化粧ポーチとか入ってると思う？』

「思わない……」

隼くんが苦笑してる横で

『一応、化粧はしてるけど………お直しまではしないもんな………』

って一緒に苦笑。

服装もデニムにパーカーだし……

『マズイかな…？』

「何が？」

私の顔を覗き込みながら聞く隼くんが心配そう。

『女子力……上げてかないと、愛想尽かされるかな……？』

「え……？あぁ………涼太くん？」

ちょっとちょっと！玲於くんも普通に名前出さないでよ……!!

慌てて周りをキョロキョロしたあと、人がいなくて一安心。

ちゃんと周りを確認してから話してるって苦笑する玲於くんは

「俺、亜嵐くんとは違うから！」

って。
涼太くんや亜嵐さんに聞いてたみたい。