Someday My Prince Will Come（５） (ページ38)

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私もお昼にしようかなぁって、パソコンをロックしてスマホとお財布だけ手に持って廊下に出ると

「Aちゃん、はっけ〜ん！！」

って隼くん。
玲於くんが隣で、「うっせ〜よ、マジで」って苦笑してる。

「今からご飯？一緒に食べよ～」

ってニコニコ笑顔の隼くんに

『大丈夫なの？』って聞くと

「何が〜？」

って不思議顔。

『私みたいな一般人と……』

「え？またそれ言うの？」

私の発言に被せ気味で不機嫌そうに言う玲於くんが

「俺らさ、Aちゃんにそんな気の使われ方したくないんだけど…？」

って。

『私はいいよ？むしろその方がいいよ？……けどさ…』

「まわりの目……ってこと？」

今度は隼くん。

あぁ……反則だ…そんな悲しそうな…捨てられた子犬みたいな顔するの、反則。

『隼くんや玲於くんには、迷惑かけたくないもん』

っていう私の言葉に

「わかった……。
迷惑かけたくないんだよね？

じゃあ、事務所でも他でも、今まで通りで！」

隼くんがニカッと太陽みたいな笑顔で言うと

「うん。気を使われるの迷惑だから、今まで通りで！」

って玲於くんがニヤリ。