Someday My Prince Will Come（５） (ページ34)

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『ありがと……』

嬉しくて、また胸にすり寄ると

「ほらね……そういうとこなんだよな……」

普通だったら、同じように大事にじゃなくて、自分をより大事に思ってくれって言うんじゃない？って優しい声。

『涼太くんが……ジェネの事を大事にしてるのは分かるから…………
それと同じように大事に思ってくれるなら……そんな嬉しい事、ないよ？』

私の言葉に「最高かよ…」って呟いてから

「ごめん………やっぱり寝るのお預け……ね？」

そう言うと私に跨り、また全身にキスを落として始まる２回戦…。

やっぱり涼太くんに溺れて……
目が覚めたら朝が来てた。

鳴り続けるアラームの音に、ビクともしない涼太くんを揺すると

「……はよ」って微笑んで抱きしめられる。

『おはよ。アラーム……鳴ってるよ？』

「鳴ってるね……」

鳴ってるね……って言うけど、そのまままた、スースー寝息が聞こえてきた。

『涼太くん！起きなきゃ！』

腕の中でなんとかもがいて、涼太くんを起こそうとするけど、目が開かない。

『もぉ……朝起きれないなら、２回戦とか絶対にしないからね？』

ブツブツ言ってたら

「それはさ…半分はAのせいやん？
かわいい事言うから……」

あぁ……もぉうるさいな～ってスマホを手にとってアラームを止めると、ん〜って伸びてる。