Someday My Prince Will Come（５） (ページ33)

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『ごめん………やっぱりダメ？』

「ダメじゃないけど………嫌じゃないん？」

涼太くんは眉を寄せたまま……

『嫌……だけど…気になる』

急に正直やなぁって笑う涼太くんに

『ヤキモチは妬くよ？
きっと私なんか足元にも及ばない美人さんとか女優さんとかアイドルとかいたんだろうし………』

って話すと、「コラ」って痛くないデコピンをされ、顔をあげると

「私なんかっての、禁止！」

って睨まれた。

「ってかさ……俺……仕事大事だからさ…。
寂しい思いしかさせて来なかったと思うよ？」

『そうなの？』

たぶんね～って笑いながら、

「もちろん…軽い気持ちで付き合ったりはしてなかったけど…

こんな…大事だなぁ～って思うの初めてで……
もちろん、仕事は大事だし、最優先はジェネなんだけどさ…
同じように大事に思ってる……よ？」

涼太くんが言うには…仕事で疲れてたり、次の日が朝早かったりする時には、どんなに会いたいって言われても会わなかったって…。

「Aはさ……
会った方が元気になれるから…。
忙しい時ほど一緒にいたいもんな………」

そう言った後、「何にせよ、特別なんだよね〜」って微笑む。